今月の言葉
今月の特集
 

2011年1月 越中の蓮如上人ご旧跡を訪ねて


本泉寺山門
本泉寺山門
去る12月1日〜2日、茨木別院門徒会の研修旅行として「越中の蓮如上人の旧跡」をたずねてきました。
 まず初めに参詣させていただいたのは、石川県金沢市にある二俣本泉寺。深い山の中に佇むお寺でした。
 開基は蓮如上人の叔父如乗。本願寺五世綽如上人が越中に向かう途中この地に立ち寄り、草庵を結んだ跡に如乗が二俣坊として建立されました。ここは富山県の県境に近く、尾山から二俣を経て砺波に抜ける道が加賀・越中を結ぶ最短ルートであったことから、所々に蓮如上人の足跡が見られ、本泉寺にも三年間滞在されました。
 住職よりお寺の説明を受け、蓮如上人鏡の御影や、上人が身に着けていた法衣や袈裟、上人が作庭されたと言われる九山八海の庭等を見学させていただきました。
 続いてお参りさせていただいたのは富山県南砺波市の光徳寺。蓮如上人が越前吉崎御坊にご滞在の時、「道乗坊」という法名を賜り門弟となった事から始まります。ご本尊は蓮如上人御自作の黄金阿弥陀仏で、平常は御厨子の扉を閉じられ、佛事の際に開かれます。
 毎年四月二十五日、二十六日に蓮如上人御忌を盛大につとめ、法宝物も公開されています。
 また、この寺には版画家棟方志功が戦時中疎開し滞在されたため、襖絵「華厳の松」をはじめ多くの作品が残されています。他にも前住職の趣味から、世界中の民芸品の数々を拝見させていただきました。
井波別院山門
井波別院山門
二日目。まずは北陸随一の大伽藍である井波別院瑞泉寺へ。開基は本願寺五世綽如上人。北陸教化の中心寺院として建立を願われていた上人に対し、後小松天王の勅願所として創設されました。三度の火災に合い現在の本堂は1885年に再建されました。
 また井波彫刻の粋を集めて建てられたと言われている太子堂も参拝しました。見事な彫刻が施されている建物を、職員のユーモアたっぷりの説明で拝見しました。






城端別院本堂(雪囲い)
城端別院本堂(雪囲い)
 続いて城端別院善徳寺へ。本願寺第八世蓮如上人開基。本堂の大きさもさることながら、庫裡や御殿など数々の立派な座敷も拝見させていただきました。また、宝物殿にて多数の法宝物や古文書を拝見し、当別院は加賀百万石の前田家とも親交が深かったことから、前田家ゆかりの宝物も見学してきました。

二日間の日程で以上の四ケ寺を参拝しました。
 雪国のお寺であることから、どの寺院も本堂の雪囲いや庭木の雪吊りの準備の真っ最中でした。厳しい寒さの中、仏法相続されてきた姿が偲ばれる研修旅行となりました。
↑上へ戻る
真宗大谷派(東本願寺)茨木別院 Copyright (C) Since 2009 Exterior ibaraki-betsuin All rights reserved.