今月の言葉
輪番の一言
 

2012年01月 「開基 教如上人」

2011年11月 法語カレンダー
 謹んで新年のお祝いを申し上げます。
 親鸞聖人のおうた(浄土和讃)に『無明の闇を破するゆへ 智慧光佛となづけたり 一切諸佛三乗衆 ともに漢誉したまへり』とうたわれています。

 私たちのこの国は、豊かで、快適で、便利な世の中になりました。このことが幸せの目的なのだと、戦後七十年近く追い求めてきた結果なのです。

 果たしてこの事が人生の目的だったのでしょうか。表向きは素晴らしく見えますが、政治、経済、文化どれを執ってみても、出口のないトンネルに居るような感じです。

 この事は昨年春に勃発した東日本・原発の問題が起こって特に考えさせられたのではないでしょうか?
人生を快適に、便利に、豊かに長生きすることに全精力を費やしていますが、これらは一瞬にして崩壊してしまう、一体私は、何のために生きているのでしょうか?
生きている間に一体何をなすべきなのでしょう?答えが出てこないのが現実です。

 自分中心にしか生きられない私は、自分の能力や努力では絶対に自分の自我を超えることは出来ないのです。なぜなら蚕が繭を造るようなもので、自分の口から出した糸で雁字搦めになってしまいます。そのような私の姿を指して『無明の闇』と呼び掛けられているのです。
その闇を破ってくださる智慧光(阿弥陀如来)に出遇うには、『聞法』以外には道はありません。  
南無阿弥陀佛(輪番)
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